秋の味覚といえば、やっぱりサンマ。
脂がのったサンマは、口に入れた瞬間に広がる旨みと、ほどよい脂の甘みが魅力です。鮨屋でも、この時季を楽しみにされている方が多い魚のひとつ。
しかし、近年はサンマの漁獲量が大きく減少しています。
実際に水揚量の推移を見てみると、1980年代から2000年代にかけては年間20〜30万トンを超える年も多く、2008年には約34万トンを記録。一方で、2019年には約4万トン、2021年には約1万8千トンまで減少しました。
2025年には約6万5千トンまで回復しているものの、かつての水準と比べるとまだまだ少ない状況です。
背景には、海水温の上昇やサンマの餌となるプランクトンの変化、生息域の変化など、さまざまな要因が関係しているとされています。
以前は身近な秋の味覚だったサンマも、今では決して当たり前に出合える魚ではありません。
だからこそ、旬の時季に脂ののったサンマを味わえるのは、秋ならではの楽しみ。
その年、その時季の状態を見ながら仕入れるサンマを、ぜひ鮨でお楽しみください。
今年の秋は、旬のサンマを一貫。
季節の移ろいとともに変わる魚の味わいを、ぜひご堪能ください。

